4月の行事食|桜餅やイースターエッグなど代表的な食べ物と起源について

4月はさまざまな行事があり、世界各地で特別な食べ物が食べられます。桜餅やイースター、清明節など、文化や宗教に根ざした行事には起源やシンボルとなる食べ物があります。

この記事では4月の代表的な行事食について紹介します。

桜餅(さくらもち)

桜餅は、春になると日本各地で食べられる和菓子の一つです。もち米を練って薄く延ばし、小豆餡を包んで桜の葉で包んで食べます。

桜餅には、白いもち米で作った「白餅」と、赤紫色のもち米を使った「赤餅」の2種類があります。桜の花見の席には、桜餅を持参する人も多いため、花見に欠かせない和菓子の一つと言えます。

七草粥(ななくさがゆ)

「春の七草」を使った七草粥は、1月7日の「七草の節句」にも食べられますが、4月にも春の七草が採れるようになり、食べられるようになります。

春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの野菜で、それぞれに栄養価が高く、健康にも良いとされています。七草粥は、おかゆに七草を入れて煮るだけで簡単に作れるため、家庭で手軽に食べられる行事食として人気です。

御節(おせち)

日本の正月に食べられる御節料理は、釈迦の誕生日である4月8日の「花まつり」でも食べられます。

御節料理は、各家庭で異なるものの、伝統的には数十種類の料理が用意され、食べられます。御節料理は、豪華な食材が使われ、見た目も華やかで、大切な行事や祝い事の席で食べられます。

イースター

キリスト教圏では、4月にイースターが祝われます。イースターは、キリストの復活を祝う行事で、その起源は聖書の時代に遡ります。イースターには、世界各地で様々な食べ物が食べられますが、代表的なものには、イースターエッグやホットクロスバンズなどがあります。

イースターエッグ

イースターエッグは卵の形をしたチョコレートや砂糖菓子で、彩り鮮やかなデザインが施されています。また、卵はキリスト教において、新しい命の象徴とされているため、イースターには卵を使った料理が多く食べられます。

ホットクロスバンズ

ホットクロスバンズは、英国発祥のイースターのお菓子で、クロスの入った菓子パンです。クロスはキリスト教において、キリストの十字架を表しています。バターやジャムを塗って食べるのが一般的です。

清明節(せいめいせつ)の草団子(草餅)

中国では、4月5日頃に「清明節」と呼ばれる行事があります。清明節は先祖を祀る行事であり、お墓参りが行われます。日本でいうお彼岸のような行事です。

この時期の行事食といえば、青団(チンタン/チントゥアン)です。緑豆粉や米粉で作ったもち状の食べ物で、青い色をしています。日本語で表現するなら草団子や草餅といえます。先祖の霊を祀るためのお供えものです。

以上が、4月の代表的な行事食です。それぞれの行事やイベントに合わせて、季節感を感じる美味しい料理を楽しんでみるのもいいかもしれません。

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