5月は新緑が美しい季節で、新しい生命力にあふれています。そんな5月にはさまざまな行事があり、それぞれに合わせた食材や料理が用意されています。
本記事では5月の行事食についてご紹介します。この時期にしか楽しめない食をしっかりと味わいましょう!
ゴールデンウィーク|みんなで楽しむピクニックやパーティー料理

ゴールデンウィークは、日本の祝日の中でも最も長い連休です。
この期間には家族や友人と一緒に旅行に行く人も多く、ピクニックやアウトドアアクティビティを楽しむならお弁当やおやつに、自宅で集まるならパーティー料理で旬の食材を楽しむのもおすすめ。
5月にはぴったりの食材がたくさんあります。
- たけのこ – 春の味覚として有名なたけのこは、ゴールデンウィークには特に美味しい時期です。天ぷらや炊き込みご飯など、さまざまな料理に使えます。
- アスパラガス – ゴールデンウィークには、アスパラガスが出回ります。グリルや茹でてサラダにしたり、パスタやリゾットに入れたりするのがおすすめです。
- 新じゃがいも – 春先に出回る新じゃがいもは、皮ごと食べられる程柔らかく、煮物やポテトサラダなどに使うと美味しいです。
- サクランボ – 5月になるとサクランボが出回り、スイーツやジャムなどに使えます。また、お弁当に入れると可愛らしく、食卓を彩ります。
- 旬の魚介類 – ゴールデンウィークには、春の旬の魚介類が美味しいです。例えば、鯛や鰯、アジ、さばなどです。煮付けや焼き魚、刺身など、日本料理には欠かせない食材です。
以上が、ゴールデンウィークにおすすめの食材の一例です。旬の食材を使って料理すると、より美味しく、食卓を華やかにしてくれます。
端午の節句|柏餅とちまき


端午の節句は毎年5月5日に行われる日本の伝統行事のひとつで、男の子の健やかな成長を願う節句です。菖蒲の節句(しょうぶのせっく)とも呼ばれます。

「こどもの日」と同日であるため混同されがちですが、「こどもの日」は男女関係なく子どもの健やかな成長を願う行事、一方「端午の節句」は男児の成長を願う行事です。
端午の節句の起源は、中国の端午節にあります。中国では、端午節には龍舟競漕や柏手(はやて)などの行事が行われます。
日本では、平安時代に中国から伝わった風習が、戦国時代になると武家の間で広まり、江戸時代になると庶民にも浸透しました。
端午の節句には、男の子が健やかに成長し立派な魚になる意味の鯉のぼりや、病気や災いを防ぐ意味のある菖蒲湯などが使われます。
また柏餅(かしわもち)というお菓子も食べられ、柏の葉に包まれた餅で縁起物とされています。
もう1つ端午の節句の行事食といえば、餅を葉で包んだ細長い円すい形の「ちまき」で武士が戦に出る時の携帯食だったともされています。地域によっては中華風のおこわが入ったちまきを端午の節句で食べるところもあるようです。
- 柏餅(かしわもち)
- ちまき
母の日|旬の食材を使った料理で感謝を伝える

母の日は毎年5月の第2日曜日と決まっています。
母の日には、感謝の気持ちを込めたお料理やお菓子を作るのが定番。またこの時期には、新鮮な季節の果物を使ったスイーツも人気があります。
- サクランボ
- いちご
- ラズベリー
- ブルーベリー
- オレンジやみかんなど柑橘類
これらの食材を使った感謝の気持ちが伝わるお料理や、新鮮な季節のフルーツを使ったスイーツを作ってみてはいかがでしょうか?
5月はみんなで楽しめる食事で“今”を堪能しよう

5月の行事食をまとめました。ポカポカ陽気で過ごしやすい季節、積極的に誰かと食事を楽しんでみると“今”を堪能できておすすめです。
ぜひ公園でランチや、お弁当を持ってハイキングなどにも行ってみてください。いつもと違う食事環境にワクワクすること間違いなしです!