【管理栄養士】資格を取る方法は?大変さをリアルにお届け!

ブログタイトル画像。管理栄養士の資格取得の難易度について

これから管理栄養士を目指すなら!

「実際に資格取得までの道のりってどうなの〜?」と、一度は気になりますよね。

今回は筆者の体験談をもとに、どんなことを勉強するのか・どれくらい大変か!?を紹介します。

たしろ
たしろ

わたしは4年制公立大学で学び、管理栄養士を取得しました

管理栄養士の資格概要

  • 厚生労働大臣の免許を受けた国家資格
  • 薬剤師や看護師と並ぶ医療系資格
  • 試験日は年1回のみ:毎年2月後半に試験実施→3月後半に合格発表。詳細日程の発表は前年の7月。2022年の試験期日は2月27日、合格発表日は同年3月25日でした。

*2023年の試験日はこちら↓

管理栄養士国家試験日程 【管理栄養士】2024年国家試験日程と合格発表日!不合格は内定取り消し?

管理栄養士の資格取得には、養成学校で学ぶこと必須

資格取得の方法は下記2パターン。

  • 「管理栄養士養成施設」(4年制。大学や専門学校)に進み、資格受験をする
  • 「栄養士養成施設」(2〜4年制。大学・短大・専門学校)を卒業。卒業と同時に得られる「栄養士」資格を持った状態で数年の実務経験を経て、管理栄養士の受験資格を得る

国が定めた管理栄養士養成施設または栄養士養成施設で学び・卒業するというのが、受験資格を得る前提条件となります。

通信講座では資格は取れません

カリキュラムが多いので、夜間学校などでも取得不可。

「管理栄養士」と「栄養士」の違い

  • 管理栄養士:厚生労働大臣の免許を受けた国家資格。病気を患っている人に対しての食事指導や栄養管理、給食運営もできる。試験への合格が必要。
  • 栄養士:都道府県知事の免許を受けた国家資格。主に健康な状態の人に対して食事指導や栄養管理、給食運営をする。試験不要で、養成学校を卒業すると付与される。
たしろ
たしろ

「管理栄養士」を持っている人は、卒業と同時に「栄養士」の資格も付与されており資格ダブル持ち。

勉強・試験内容。どんなことを勉強する?

噛み砕いた状態で並べてみました!下記のような内容を勉強します。

  • 解剖学など、人体の代謝・生理学について。(動物の解剖もやります。臓器のことや、人体のどこで何の酵素とビタミンを使ってこういう反応が起きるから別の臓器でこういうことが起こって云々・・・めっちゃ覚えること多い)
  • 生物学・化学(これはあくまで他知識を入れるにあたっての前提知識となり、高校で選択していた学問は再履修の必要なしでした)
  • 疾病関連(生活習慣病はもちろん、ウイルス感染や先天的難病も)
  • 食品学(食品に含まれる成分やその人体に及ぼす影響など、化学的な内容が多い)
  • 統計学や調査手法(国民全体の疾病状況や栄養摂取状況などを調査分析する際の手法について)
  • 国の施作や指針
  • 微生物学(いろいろなウイルスや細菌、その特徴と体内に入った時の反応など)
  • 必要な栄養素の量、疾患ごとの食事摂取
  • 調理や献立作成、大量調理(何十食を大量調理するとなると、家庭でのキッチン料理とは勝手が異なり、同じレシピや配合では成り立ちません)
  • 食育、乳幼児食や妊婦の食事
  • 介護食

上記のように化学系のものから調査関係、手を動かす調理学などだいぶ内容は幅広いです。

比較的、理系学問が多め!

資格取得はどれぐらい大変か

合格率(筆者の卒業校の例も)

わたしの卒業学校の例も含めてお伝えします!
ちなみにわたしは地方4年生公立大学の卒業です。

■筆者卒業大学。筆者の代の合格率:

全員(40人)受験 →不合格者2名 =合格率95%

■全国の受験者全体合格率(厚生労働省発表):

令和4年 =合格率65.1%

勉強する数年間の全体像・流れ

医療分野なだけあって履修する単位数が多いです。

例えばわたしの大学4年間(管理栄養士養成課程)の例👇

  1. 1年生:1番時間がある学年。基礎や教養科目を履修
  2. 2年生:専門科目・実験・実技実習が増える
  3. 3年生:通常授業に加え、病院や学校、市町村の保健所の実習
  4. 4年生:授業+研究+就活+国家試験前の追い込み!

他学科だと早めに単位を取ってしまえば、学年を上がるにつれて自由な時間が増えることもあります。

ですが、管理栄養士養成課程では4年間を通して満遍なくカリキュラムが組まれています。

(4年生は研究室へ配属されるので、研究内容や研究室によっては時間ができるかも?)

ですが遊ぶ時間もバイトする時間もないというほどではないですよ!

ライフスタイル。忙しいことにビビるほどではない

私の1〜2年生の頃の生活感でいうと、欲張りでかなり活発に過ごしていました。充実して楽しかった思い出ばかり!

<筆者の大学生活一例>

日中:〜17時大学の講義を受講

夕方〜夜:アルバイト(飲食店や家庭教師など)

夜〜深夜:友人宅に集まり、宅飲みや勉強

たしろ
たしろ

上記の生活感を見ると無理!と思うかもしれませんが、若い頃は体力があったので全然大丈夫でした。むしろ若い頃しかできないので、ぜひ体力ある若いうちは活発に過ごすのがおすすめです!

長期休みには国内も海外も色々なところへ旅行へ行きました☆ 懐かしいなぁ。

わたしの学生時代。若いし芋っぽい。笑↓

バイトもたくさん入りました!3年生になると就活や研究室も始まるのでバイトの頻度は減りましたが、それでも土日などに。

*余談ですが、仕送りがあっても経験としてバイトはしたほうがいいですよ!(さらにいうと、実家暮らしに甘えず学生のうちに一人暮らしも経験したほうが良いです。自分で意思決定する機会の多さが圧倒的に違うのと、親の羽の下にいない分見える世界も広がります)

たくさん遊んで、たくさん学んで

管理栄養士の養成課程にいくと、もれなくついてくる特典が”食好きの友人ができる”こと!

皆で家で料理をしたり、

旅行に行ったら食べ歩きをし、

飲食店の開拓をしたり。

卒業後も食関係の仕事へ進む人が多いので、情報交換になったりで一生お互いを高め合える付き合いになります。

ぜひ学生期間中はたくさん遊んで、たくさん学んで、楽しんでください。

もしこれから学校選びをするなら、注意点もあるのでご参考に!↓

ブログタイトル画像-管理栄養士の合格率トリック <管理栄養士>大学・専門学校選びの注意点。学校開示の「合格率」にはトリックがあることも

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