こんにちは☆ 今日は元気がなかったのですが動き出したら元気になってきました、たしろです!
疲れている時や気持ちが安定しない時ほど、動いてみると良かったりしますよね。私はこれを「行動療法」と呼んでいます。 医学的な用語ではないです。ネーミングBYたしろです。笑
今日は「日本茶」「緑茶」の概念や、
紅茶や中国茶など他のお茶との違い・共通点について解説していきます。
共通点といえば、聞いたことがある方もいらっしゃることかと思いますが緑茶・紅茶・中国茶の元となる茶の木は一緒です!
ペットボトルのお茶を含め私たち日本人が日常的に飲むものですから、この辺りの違いはざっくりとでも把握しておきたいですね!
日本茶・緑茶とは(概念をサラッと解説)
日本茶と緑茶の概念 | |
---|---|
日本茶 | 日本で生産されているお茶の総称 (ここには日本産の紅茶なども含まれるが、一般的には「緑茶」を指すことがほとんど) |
緑茶 | 生葉の発酵を加熱で止める製法で作られたお茶。「不発酵茶」とも呼ぶ。 |
茶葉は何もしなければ摘み取った直後からどんどん発酵が進みますが、ここで発酵を止めない製法をとるのが紅茶や中国茶、加熱によって発酵を止めるのが緑茶です。
緑茶が元の茶葉に近い美しい緑・黄緑色をしているのは発酵させないからなのですよ!
紅茶や中国茶・プーアル茶などの他のお茶は、タイミングや発酵期間に違いはあれど皆発酵させます。
緑茶・紅茶・中国茶。茶樹は一緒!違いは発酵

上記で「発酵」について緑茶と他では違いがあるとお伝えしたので、先に発酵の違いをご紹介→続いて茶樹が同じであることについて記載します。
- 違い:緑茶は発酵させず・紅茶や中国茶は発酵させている
- 共通点:緑茶も紅茶も中国茶も元は同じ「チャ」の木からできている
違いは「発酵」(大きく4つ)
世界に存在する代表的なお茶たちの違いは、主に”発酵”にあります。
不発酵茶 | 緑茶 | 加熱によって発酵を止める |
発酵茶 | 紅茶 | 完全に(発酵終了まで)発酵させる |
半発酵茶 | 中国茶 | ある程度の発酵状態で止める |
後発酵茶 | プーアル茶 | 茶葉自身の酵素ではなく、微生物を用いて発酵させる |
茶葉は摘み取るとその直後から発酵が始まります。
その発酵を加熱によって止めたのが「不発酵茶」(緑茶)、発酵終了まで完全に発酵させたのが「発酵茶」(紅茶)、ある程度の発酵状態で止めたのが「半発酵茶」(中国茶)、微生物の酵素で後発的に発酵をさせたのが「後発酵茶」(プーアル茶)です。
中国茶をイメージしづらい方もいるかと思いますが、日本人に最も馴染み深い中国茶にはウーロン茶がありますね!
元となる茶の樹は一緒
なんとなく聞いたことがある方もいると思いますが、
緑茶・紅茶・中国茶など、どの茶葉も大まかにはほぼ同じ種類の「チャ」という植物からできています。
そのチャ植物の中にさらに種類があり(バラにいろんな種類があるのと同じようなイメージです)、「中国種」と「アッサム種」の2つの種類があります。
<中国種>
緑茶は一般的に中国種。
全体的に丸みを帯びた、日本国内の茶園にあるモコモコした茶樹です。

- 枝分かれが多く、幹がはっきりしていない
- 背丈2~3m
- 葉は小さめ。先端が丸く、濃い緑色
- 寒さに強い
- アジア広域にあり
- 緑茶や中国茶向き
中国種は日本でも一般的に栽培されている茶樹です。茶園というと、低い背丈の木がもこもこと生えて並んでいるイメージがあると思いますが、まさにそれが中国種のチャの木です。
イメージしやすいですよね。ちなみに写真に写っているのは私です。笑
<アッサム種>
アッサム種は紅茶向きであり、日本人にはあまり見慣れない種類です。
丸みを帯びた中国種と比較し、すらっとしたイメージです。

- 枝分かれが少なく、直立して成長。
- 背丈は10m〜に成長する
- 葉は尖っており、淡い緑色
- 寒さに弱い
- インド・スリランカに多い
- 発酵しやすい
- 紅茶向き
※写真中の大きい木のほうではなく、一面に茂っている低木のほうから収穫しています!
中国種が全体的に丸みを帯びているのに対し、アッサム種は背が高くスラッとした見た目です。背丈は10m以上に育ちます。こちらは紅茶の製造に向いています。
ちなみに背が高くなるとは言っても10メートル以上の木から葉を刈っている訳ではなく、日本の茶園と同じような背丈の状態から葉を刈り取っているようです。(大きな木は日陰を作るために育てているそう。)
インド・スリランカに特に多く生育しているのですが、どちらの国もエリアによって大きく気候が違うため中国種もアッサム種もどちらも存在します。
補足
紅茶の製法であり別名の「発酵茶」ですが、完全発酵茶と呼ばれることもあるようです。
ただし、管理栄養士の教科書(2015年時点)や日本茶スペシャリストの教材(2022年時点)には「発酵茶」と出てきました。