こんにちは!管理栄養士の田代です!
実はわたし米アレルギーです。「え、そんなアレルギーあるの?」とよく言われますが。笑
数年前に複数の食物アレルギーが発覚し、以降は米を控える生活をしています。
「自分も米アレルギーと診断された!」「米アレルギーかもしれない」という方、今後どうしようか不安になりますよね。
だって米は日本人の主食ですもの・・・!
今回は米アレルギーの症状・どういう病院に行ったらいいか?・アレルギーは良くなるのか?・普段の食事をどうしているか等をお伝えしようと思います。
米アレルギーってどんな症状?
食物アレルギーは(米に限らず)人によって症状が違いますが、一般的に下記のような症状です。
- 腹痛・下痢
- 目の腫れ・かゆみ
- 鼻水・くしゃみ
- 口の中のかゆみ・腫れ
- 皮膚の湿疹・蕁麻疹
- 肌荒れ・湿疹
- 血圧低下などショック状態
- 呼吸困難、喘息
- めまい
- 頭痛
- だるさ・慢性疲労
- むくみ
- 筋肉や関節の痛み
- メンタルの不調
腹痛やかゆみ、皮膚症状はまだじわじわとした症状ですが、血圧低下や呼吸困難などとなるとその場で命がかかるかなり危険な症状です。
聞くところによると、米アレルギーでは痒みなどの皮膚症状が出ることが多いよう。(人によって異なることが前提です!)
アレルギーの”度合い”も人それぞれ。
ちなみに筆者はアレルギーレベル低中高のうち「低」。
”低”では普段アナフィラキシーと呼ばれる生死に関わるような重篤な症状は普通は出ませんが、長期の継続接種で腹痛が続いたり、肌荒れが起こったり、気分が悪かったりと具合が悪くなってきます。
その日の体調や十分な睡眠が取れているかどうかでも、症状が出やすくなったりします。
筆者のアレルギー判明経緯や症状・治療
これは米アレルギーであるわたしの例です!
- 27歳ごろにアレルギー判明
- 1年間ほど毎日続く腹痛・下痢、肌荒れ、顔の痒みの症状で病院へ行き判明
- 米アレルギー以外にも、小麦・ゴマ・アボカド等複数のアレルギーが見つかる
- いづれもアレルギーレベルは低中高のうち、”低”
私は1年間ほどずっと腹痛と下痢が続き(激痛というほどの痛みではないのですが、毎日痛い)、何より顔の肌の状態がひどい状態。
元々肌は強いほうでニキビもほとんどできない(できてもすぐ治る)体質だったのですが、この時の状態は本当にひどかったです。顔が常に痒くて仕方なく、前髪のちょっとの刺激でもピリピリかゆかゆ。ニキビもでき、見るからに肌の状態が悪くカサカサで、掻いては荒れて剥けて・・・の状態。
痒くて眠れないことも多々。

肌の見た目がひどくて気になるし、
痒みで仕事に集中できなかったり、眠れないのが大変でした。
またしょっちゅうお腹痛くなるのでトイレに篭ることが多かったです。
何を大袈裟なと思うかもしれませんが、当時は「痒すぎて消えたい」とか思ってました。
あまりに痒みと肌の状態がひどいので病院へ。
「(地名) アレルギー」でGoogle検索し、出てきた皮膚科に行きました。
病院での検査は、検査項目の決まったアレルギー検査ではなく、よく食べる物などで医者と相談して食物項目を決めるタイプの検査を受けました。(確か価格は2~3万と少し高めだったような気がします)
すると上記のような複数のアレルギーが判明し、いづれも私の場合はレベルは”低”。
”低”のレベルなら即生死に関わるような重篤な症状は多くはないれども、食べ続けることによる蓄積で症状が出たり・体調によっても症状の出やすさが異なるとのこと。
*都内の方しか参考にならないと思いますが、私が行ったのはこちらのクリニック。→恵比寿皮膚科クリニック
病院でもらったお薬を使いながら、食生活を変えました。
症状が落ち着くまでは米を控え(確か2ヶ月ほどかなり控えたかと。)、主食が欲しくなったら芋類を食べていました。
症状が落ち着いてきてからは、私の場合はアレルギーレベルが低かったので家での食事では米や小麦を控え(小麦もアレルギーだったので)、外食の時のみ存分に楽しむというスタイルへ。
すると半年後には綺麗さっぱり肌が綺麗に、腹痛も良くなりました!
(今でも食べた後に時々少しの腹痛は起こりますが・・・)
米も小麦もアレルギーな私が食事をどうしているかは3つ後の章でお伝えします。
米アレルギーの原因・実態
- 米アレルギーの原因物質はタンパク質の1種「グロブリン」
- アトピー性皮膚炎は治りにくい症例が増加傾向。植物油・卵・牛乳、4番目の原因食物は米
アレルギーは一般的に食品中に含まれるタンパク質が原因です。一言で「タンパク質」と言っても種類はいろいろ。
米アレルギーの原因物質はタンパク質の一種「グロブリン」だと言われています。
アトピー性皮膚炎は治りにくい症例が増加傾向。植物油・卵・牛乳、そして4番目の原因食物は米なのだそうです。(※1)
筆者は米アレルギーと小麦アレルギーの両方を持っていますが、このように同じ穀物のため交差反応性のアレルゲンを共有することも多いとのこと。穀物全体を避ける必要が出てきます。
米アレルギーの診断はどこでしたらいいか
私はネットで購入できる検査キットではなく、病院へ通院して検査を受けるのがおすすめです。
なぜか?
- そもそも原因が食品やアレルギーでない可能性もあるので、一旦医者に相談が吉
- 検査項目について相談できる
- 症状を医者の目で見てもらえる
症状があるからといって、まず原因が食物アレルギーとも限りません。
例えば洗濯用洗剤やシャンプーが合っていない可能性もありますし、そもそもアレルギーとは別の原因である可能性もあります。
上記のような相談を医者の目で症状を見てもらえるので、私は病院に行ってよかったなと思いました!
またアレルギー検査は全食品の検査は難しいので、ある程度食品を絞る必要があるのですが、私の場合はどの食品について検査するか、自分が口にする機会の多いものを元にお医者様と相談して検査食品を決めました。
その際に「食品Aはよく食べますか?これがもしアレルギーだと食品Bも連鎖的にアレルギーなことが多いので検査項目に入れたほうが良い」など教えてもらえたのがよかったです。
- 「(地域) アレルギー」で検索
- 出てきた病院のHPにアレルギーについて詳しく書かれていたり、アレルギー科があると安心
- (アレルギー以外が原因であることも視野に入れ)皮膚症状がひどいなら皮膚科、腹痛や頭痛などの皮膚以外の症状がひどければ内科

「アレルギーがありそう」と感じていない方も一度検査を受けるのがおすすめです!
気づいていないアレルギーが多いためです。
もしかしたら疲労や頭痛、ちょっとした肌荒れもアレルギーが原因かも・・・?
特に、常に肌荒れが多い方は美容品を凝ったり・エステに行くより先にアレルギーを疑ってみるのが良いなと思いました。
治る?対応は?
完治するとは言い切れません。
乳幼児に多いたまご・牛乳・小麦・大豆のアレルギーは3歳までに5割、小学校就学ごろまでに成長と共に7〜8割が治ると言われていますが、その他のアレルギーはなかなか完治しずらいと言われています。(※2)
また子供は成長と共に身体変化があるため治る可能性もありますが、大人の場合は劇的な成長はありません。そのため治るとは言い切れません。

病院でも”完治しました”という診断は出ません(症状が治まっていても、治っているのかどうかはわからないため)
ですが、大人の場合は大人だからこそ食や生活の調整が自分でできるというもの。下記のような対応ができます。
- 食物アレルギーには腸内環境が大きく関わっているため、腸内環境を整える。(※3)
- 体調次第で症状が出るかも変わってくるため、ストレスや生活習慣を改善する。
- アレルギー物質を控える
アレルギーだとわかったら、お医者様に相談してみてください☆
米アレルギーの主食はどうする
- 米を食べる頻度を減らす
- アレルギーのない他の穀物へと主食を切り替える
- 低アレルゲンの米を食べる
アレルギーのレベルにもよりますが、基本は摂取を減らす必要があります。
小麦はアレルギーでないとわかったなら小麦メインにするのも良いでしょう。
しかし私のように米アレルギーの人が他の穀物もアレルギーというケースは多いとのこと。
私の場合はアレルギーの診断を受けた当時は本当に症状がひどかったので、落ち着くまではできる限り米・小麦の主食を避け、野菜・タンパク質・芋や豆中心の食生活をしました。
具体的に、避けたものは下記です。
- ご飯(米)
- パスタ(小麦)
- ラーメン(小麦)
- うどん(小麦)
- パンやピザ(小麦)
※揚げ物の衣など、ちょっとの小麦は食べました。自己判断です。
症状が落ち着いてきた頃からは外食では米小麦もしっかり楽しみ、家での食事ではなるべく控えるスタイルにシフト。

上記スタイルで数年経っていますが、今ではとても調子良いです!
ちなみに代替品として本当におすすめしたい、豆のみでできたパスタがあり!代替にできる上にタンパク質と食物繊維たっぷりで、味も本気で美味しいのでぜひ1度試してみてほしいです!
代替に!”豆のみ”でできた「ZENBヌードル」がおすすめ
アレルギーが判明してしばらくしてから存在を知ったのですが、豆100%(=原材料が豆のみ!)のZENBヌードルというものがあり。
これが美味しい上に、タンパク質と食物繊維をたっぷり摂れておすすめです!
パスタとしての利用にも、ラーメンとしての利用にも幅広く使えます。
米アレルギーなどの事情のない友人にも、60代の母にもタンパク質をちゃんと摂ってほしくてプレゼントしたほど私のおすすめです!
ネット注文で届くのも早く、ヌードルと一緒に帰るスープ(汁?)も素材の味がじんわり染みてて美味しいです。
気になる方はぜひ見てみてください。今度ZENBヌードルのレビューや活用方法も記事にしますね!
※穀物も身体に大事な食品です。アレルギーのレベルが私のように”低”なら落ち着いてきたら全カットではなく”減らす”のが良いと思いますが、お医者さんへの相談を前提に対応してください。
最後に
- 症状は人により、かゆみ・発疹・腹痛・頭痛・慢性疲労・呼吸困難など様々
- 皮膚症状がメインなら皮膚科、その他症状がメインなら内科へ
- アレルギー検査はネット注文の検査キットでなく、病院で相談しながらがおすすめ
- 基本対応はまず摂取を減らす
- 豆のみでできた「ZENBヌードル」が筆者おすすめ
記事の閲覧をありがとうございました!
何か参考になるものがあれば幸いです。
私の大好きなZENBヌードルはまた別記事でレビューしていきますね。

参考