焼肉・ステーキ好きの皆さん!牛肉はどの部位がお好きでしょうか?
本日は各部位をカロリーの低い順でランキングを作成しました。各部位の説明も記載していますので、お肉選びに参考にしてみてください☆

カロリー低めと思われがちなハラミは意外と低カロランキングで下位になりました!ハラミは内臓肉(横隔膜)ですが、実は脂肪分多めです!
それでは見ていきましょう。

カロリーが低い順、牛肉部位ランキング!

下記は100gあたりカロリーです。焼肉やステーキでよくある部位をカロリーが低い順に並べました!
- レバー 119kcal
- ヒレ(フィレ) 123kcal
- 内もも・シンタマ(カメノコ・シンシン・トモサンカク・マルカワ)・とうがらし 148kcal
- すね 152kcal
- ミノ 166kcal
- Tボーン 198kcal
- リブロース・ランプ・イチボ・サンカク・ミスジ 212~220kcal
- 肩ロース 221kcal
- サーロイン 271kcal
- ハラミ 288kcal
- カイノミ 300kcal前後
- タン 318kcal
- カルビ・ざぶとん 338kcal
- テール 440kcal
横隔膜だし見た目的にも脂肪比較的少なめ?と思われがちのハラミは、実は脂肪が多くカロリーも高め!
低カロリー上位は、レバー・ヒレ・内もも及びシンタマ。
やはり赤身肉が脂肪が少ないため、カロリー低めです。
現実を考えるとレバーばかり食べ続けることは難しいでしょうし、ヒレは値段が高く、シンタマを置いていない焼肉店もあります。
どの焼肉店でも提供していてお値段もお手頃な部位を前提に考えると、
「カルビやハラミより、ロース。赤身肉を食べる」と意識しておくと良いでしょう。
*外モモは197kcalでミノの次にくる位置ですが、焼肉やステーキであまり使われないためランキングからは省きました。

牛肉の各部位の特徴・カロリー

条件は「輸入牛」「生」で、カロリーを記載します。(順不同です!)

一般的に和牛は輸入牛よりサシが多くカロリーが高いので、下記の値より数十kcalほど高いことが多いと想定しておいてください。
- カルビ 焼肉 (338kcal):サシが入りやすく、脂の旨味と香りが楽しめる部位。
- ハラミ 焼肉 (288kcal):横隔膜で筋肉の部位。脂も豊富で濃い味。
- ミノ 焼肉 (166kcal):胃袋。肉厚で純白に近い色をしており、歯応えのある淡白な味わい。
- レバー 焼肉 (119kcal):肝臓。鉄だけでなくビタミンAも豊富。
- リブロース 焼肉 ステーキ(212kcal): 肩〜腰の一部で、サシが入りやすく、柔らかく濃厚な脂。
- 肩ロース 焼肉 (221kcal):霜降り脂肪が適度で、濃厚な赤身肉。
- ヒレ(フィレ) 焼肉 ステーキ (123kcal):とても柔らかく脂身が極めて少ない上品な味わい。「牛肉の女王様」と呼ばれる。
- サーロイン 焼肉 ステーキ (273kcal):柔らかく甘みがあり、霜降りが多いジューシーな味わい。「牛肉の王様」と呼ばれる。
- ランプ 焼肉 ステーキ(214kcal) :肉質はきめ細かく柔らかい。うっすらとサシが入る。
- Tボーン ステーキ (推定198kcal):サーロインとヒレを隔てる骨とその周辺肉。サーロインとヒレの両方を味わえる。
- イチボ 焼肉 ステーキ (推定214kcal):お尻の先の希少部位。霜降りと赤身の旨味両方が楽しめ、赤み部分は弾力強めで肉感を楽しめる。
- 外モモ 焼肉 (197kcal):内モモより少し硬め。シチューやカレーなどの煮込み料理に適する。
- 内モモ・シンタマ 焼肉 ステーキ (148kcal):柔らかく、脂肪の少ない赤身肉。シンタマは4つの部位カメノコ・シンシン・トモサンカク・マルカワに分かれる)
- すね 焼肉 (152kcal):最も運動量が多い部位で、筋肉とケンが多く脂肪がほとんどない。
- カイノミ 焼肉 (推定290~338kcal):バラ肉の一部で、ヒレ肉の近くに位置する。とても柔らかく、脂も適度にある。
- テール 焼肉 (440kcal):しっぽ。コラーゲンが多い。
- ミスジ 焼肉 ステーキ (推定200~220kcal):運動量の多い肩の一部だが、肩の中ではあまり動かさない位置にあり、霜降りが入る。
- (肩)ざぶとん 焼肉 (推定338kcal):サシがしっかり入っており脂分多め。とろける味わい。焼肉店によっては特上カルビや特上ロースとして提供しているところも。
- (肩)とうがらし 焼肉 (推定148kcal):さっぱりとした赤身肉。柔らかいが繊維が多めで、歯切れが良い。
- (肩)サンカク 焼肉 (推定214kcal):赤身にほどよくサシが入り、力強い赤みの味わい。
- タン 焼肉 ステーキ (318kcal):全体に肉質は硬いけれど脂肪が多く、弾力のある独特の食感
各部位のカロリー値参考元・タンパク質量など他栄養素

カロリーは文部科学省の食品成分データベース(最新値2020年食品標準成分表より)を元にまとめました。
下記に、各部位のデータベースリンクを貼ります。
各リンクから、タンパク質量・ビタミン・ミネラルなど他栄養素も見ることができますよ!
- カルビ:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/ばら/脂身つき/生
- ハラミ:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/横隔膜/生
- ミノ:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/第一胃/ゆで ※食品標準成分表(文科省)に「ゆで」しかないため茹で状態の栄養。
- レバー:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/肝臓/生
- リブロース:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/リブロース/脂身つき/生
- 肩ロース:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/かたロース/脂身つき/生
- ヒレ(フィレ):肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/ヒレ/赤肉/生
- サーロイン:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/サーロイン/脂身つき/生
- ランプ:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/ランプ/脂身つき/生
- Tボーン:サーロインとヒレが5:5の割合で計算
- イチボ:食品標準成分表(文科省)に数値がないため、赤身・脂身のバランスからランプと同程度の推測数値
- 外もも:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/そともも/脂身つき/生
- 内もも・シンタマ:肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/もも/脂身つき/生
- すね:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/腱/ゆで ※食品標準成分表(文科省)に「ゆで」しかないため茹で状態の栄養。(そもそも脂が少なく、茹で処理をしてもカロリーは大きく変わらない見込み。)
- カイノミ:バラ肉の一部でヒレ寄りなため、若干カルビより脂が少なくカロリーも低いと想定。カルビ→肉類/<畜肉類>/うし/[輸入牛肉]/ばら/脂身つき/生
- テール:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/尾/生
- ミスジ:希少部位故に食品標準成分表(文科省)に数値がないため、脂と赤身の割合からリブロースや肩ロースと同程度の推測数値。
- ざぶとん:食品標準成分表(文科省)に数値がないため、脂と赤身の割合からカルビと同程度の推測数値。店によっては特上カルビとして出している店も。
- とうがらし:食品標準成分表(文科省)に数値がないため、脂と赤身の割合から内モモと同程度の推測数値。
- さんかく:食品標準成分表(文科省)に数値がないため、赤身・脂身のバランスからランプと近いカロリーであると推定
- タン:肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/舌/生
最後に。本記事の経緯
ネット上で色々見ていると、カロリー値をどこから引用してきたのか・どうやって算出したのか・どういう条件でのカロリーか(焼きor生など)を記載していなかったり、値が古いものが非常に多く、
今回は「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を元に最新の数値で出しました。
私自身も一人焼肉に行くほど焼肉・ステーキ好きなので、どの部位を食べるのかの指標としてまとめたいなと思ったのが経緯です。
参考になれば幸いです。大好きなお肉を楽しみましょう!
ダイエットに興味がある方はこちらの記事もおすすめです☆↓
