野菜をたっぷり食べられて、栄養バランスも抜群!秋冬は特に鍋がおいしい季節ですね。
簡単・美味しく・ヘルシーな鍋が大好きで、筆者は年中お鍋を食べています。
本日は様々な鍋の味・種類を紹介します。「今日は何鍋にしようかな〜?」という時はこの記事を参考にしてみてください☆
定番・近年の新定番・変わり種・ご当地鍋の4つに分け、
厳選したおすすめレシピも合わせて紹介!

ブックマークしておくのがおすすめ☆

種類一覧①: 定番のお鍋
- キムチ鍋・キムチチゲ・チゲ鍋
- 火鍋
- 豆乳鍋・ごま豆乳鍋
- あごだし鍋
- ちゃんこ鍋
- 寄せ鍋
- 味噌鍋
- とんこつ・とんこつ醤油鍋
- もつ鍋
- 水炊き
- 鶏白湯鍋(トリパイタン鍋)
- みぞれ鍋

キムチ鍋は今ではど定番。市販品もたくさんありますね。
よく聞く「キムチチゲ」も、日本語にするとキムチ鍋です。「チゲ」が朝鮮半島の言葉で、鍋料理という意味です。
ですが一般的には、チゲが一人用の小鍋・キムチ鍋は大鍋で提供されます。

「チゲ」という言葉は、”鍋料理”という意味。
よく聞く「チゲ鍋」は、実は本来の意味なら”鍋鍋”と言っているようなものです。笑
人気レシピ:ごま油とキムチでコクうま!なレシピ
おすすめ食材:キムチ、ごま油、ニラ、豚肉

辛い系カテゴリーで、最近は火鍋もトレンドです。
キムチ鍋が韓国の鍋料理なのに対し、火鍋は中国の鍋。
鍋が2つに仕切られ、片方に鶏や豚だしなどの辛くないシンプルな白湯(パイタン)、もう片方に唐辛子など香辛料をたっぷり入れた麻辣スープ(マーラースープ)を入れるのが一般的なスタイル。
上記のように鍋が2つに仕切られているのが日本にあるお店でも一般的スタイルですが、家庭では専用鍋がないため辛いほうのスープで楽しむ人が多いです。
薬膳香辛料をたっぷり入れた”薬膳火鍋”が女性に人気です。
人気レシピ:本格派!薬膳火鍋レシピ
人気レシピ:薬膳特有の香りや味が苦手な人向けレシピ
おすすめ食材:豚肉、豆腐、キクラゲ、豆苗、レタス、えのき

出汁に豆乳を入れたのが豆乳鍋。ごまとの相性が良いので、市販品では「豆乳鍋」と「ごま豆乳鍋」が多いです。
筆者の家庭では子供の頃から母が手作りしていました。水・顆粒だし・豆乳だけでできるので実は市販品がなくともとっても簡単です。
人気レシピ:ゴクゴク飲めちゃう!美味しいつゆの豆乳鍋
おすすめ食材:豚肉、絹豆腐、油揚げ(幅広にカット)、すりごま、白菜、白ネギ

「あごだし」とは飛び魚(とびうお)からとる出汁のこと。
「一本筋が通っている」と表現される、上品ですっきりとした旨味と甘味・深いコクがあります。カツオや昆布だしとも相性が良く、そこにあごだしを入れると一気に上品な味わいとなりお澄ましなどにも使われます。
市販の鍋のつゆでも販売されています。
人気レシピ:あごだし鍋(AJINOMOTO)
おすすめ食材:キノコ類、白菜、鶏肉、白身魚

ちゃんこ鍋は、相撲部屋の日常食として親しまれたことから一般化した鍋。
そもそもアスリート食であるため、一度に大量に調理可能・よく加熱することで食中毒を予防・栄養バランスをバッチリ考慮して作られた料理です。
味や具材は相撲部屋によって異なるため、実は味に決まりはありません。一般的にはダシは鳥だしベースが多いです。
人気レシピ:おうちで簡単塩ちゃんこ鍋
おすすめ食材:サケ、白ネギ、鶏肉、白菜

寄せ鍋は”具材を寄せ集めた鍋”から生じた名前の鍋で、元々は調理場の余り具材で作っていたものだとか。
味や具材に決まりはありませんが、一般的にはカツオや昆布などの魚介系の出汁です。
日本で古くから親しまれている魚介系の出汁で定着していると考えられています。

ちゃんこ鍋と寄せ鍋は、どちらも正確な決まり事はありませんが一般的には下記↓
ちゃんこ鍋・・・鳥や豚などの動物性のダシ
寄せ鍋・・・カツオや昆布などの魚介系のダシ
人気レシピ:野菜たっぷり寄せ鍋レシピ(クラシル)
おすすめ食材:魚介類、つみれ、春菊、しいたけ

発酵系のお鍋といえば、味噌鍋。体がカポカと暖かくなるので、味噌は寒い冬にぴったりです。
冷蔵庫に味噌があれば簡単に作れます。
人気レシピ:コクうま味噌鍋レシピ
おすすめ食材:白菜、ニラ、豚肉、もやし

とんこつ鍋は濃厚な味わいが魅力的。白菜やネギなどの野菜とも相性ぴったりで、味が染み込んで最高です。
お子様も大好きで箸が進むこと間違いなし!
締めはラーメンを入れて豚骨ラーメンも最高ですが、ご飯とチーズでとんこつチーズリゾットもおすすめです。
人気レシピ:鶏ガラで作るとんこつ醤油鍋レシピ(ナディア)
おすすめ食材:白菜、豚肉、ネギ、にら

もつ鍋は福岡市の周辺の郷土料理で、牛や豚のモツ(ホルモン)をメイン食材とした鍋です。
具材はモツ・ニラ・キャベツの3つをベースとするお店が多め。また他の鍋料理のように土手鍋ではなく、ステンレス製の浅い鍋で提供する店が多いことももつ鍋の特徴です。
使用するもつは、小腸などの白モツがほとんど。
もつはあの白いプルプルとした部分が脂肪っぽい見た目なので、カロリーが高い印象かもしれません。
ですがあれは大部分がコラーゲン。意外と思ったほどカロリーも高くなく、コラーゲンたっぷりなので女性におすすめです。
人気レシピ:家庭で簡単に本場の味!博多風 醤油もつ鍋
おすすめ食材:キャベツ、にら、もつ

水を張った鍋で肉や野菜を煮込んで、薬味とポン酢醤油で食べるのが伝統的な食べ方。
水炊き(=水で炊く)というだけあって、具材から出汁をとります。鍋に他の出汁や味をつけるにしても昆布だし程度のシンプルなスタイルが水炊きです。
ちなみに水から具材を煮立たせるのが福岡式、昆布だしで一煮立ちさせた鍋に具材を入れて煮込むのが関西式。
福岡のご当地鍋として有名で、福岡に行ったら水炊きを食べる!という方も多いですよね。
人気レシピ:超簡単!博多水炊き
おすすめ食材:鶏肉、白ネギ、水菜

筆者は鶏白湯鍋に刻んだ生姜をたっぷり入れて煮込むのが大好き!生姜の香りと旨味がたまりません。
体もとってもぽかぽかになるので、冷え性の人にもぴったりです。
筆者はいつもキューブをポンッと入れるだけの市販のモトを使います。すごく楽!!
人気レシピ:じっくり煮出したスープのレシピ
おすすめ食材:生姜、鶏肉、白ネギ

大量の大根おろしが「みぞれ」のようになり、別名で雪見鍋とも呼ばれます。
雪見鍋という名称なら、雪が降りそうな寒い日に行事食的な感覚で食べるのも楽しいですね。
たっぷりの大根おろしがあれば「みぞれ鍋」になるので味や具材はなんでもOKですが、相性が良いのは魚介系や鶏ダシなどの和系シンプルなつゆです。
大根の量は、4人前で大根1/2本ほどは用意するとみぞれ鍋らしくなります。

大根おろしを、雪だるまや動物の形にして可愛くするのも楽しい!
人気レシピ:野菜たっぷりみぞれ鍋
おすすめ食材:大根おろし(みぞれ)、鶏肉


種類一覧②:近年の新定番お鍋
- カレー鍋
- トマト鍋
- レモン鍋・塩レモン鍋
- ごま坦々
- ポトフ鍋

市販でカレー鍋も販売されていますが、カレールー+多めの水+ダシでも簡単にできちゃいます!
人気レシピ:カレールーを使ったカレー鍋人気レシピ
おすすめ食材:白菜、キャベツ、ウインナー、ほうれん草

トマト鍋も今や定番で、冬になるとどのスーパーにでも大抵市販の鍋つゆが売られています。
トマト鍋にはチーズが最高・・・!トッピングとして具材の上にかけるのも良いですし、スライスしたナチュラルチーズをしゃぶしゃぶして食べるのもおすすめです。
人気レシピ:トマト缶で簡単トマト鍋
おすすめ食材:トマト、チーズ、ブロッコリー

レモン鍋といえば、輪切りのレモンをたくさん浮かべたおしゃれ鍋。さっぱりな味わいが美味しいと人気が出てきています。
シンプルな出汁つゆにレモンを浮かべるだけでもレモン鍋になりますが、たっぷりのネギ塩を加えて”ネギ塩レモン鍋”にするのも美味しい!
人気レシピ:柑橘農家さんのレモン鍋レシピ
おすすめ食材:レモン、白菜、えのき

坦々麺でお馴染みの坦々スープをお鍋にしたもの。ごまとの相性が抜群で、たっぷりのすりごまと一緒に食べるのがおすすめ。辛めが好きな方はお好みで唐辛子をプラスして☆
人気レシピ:すりごまたっぷりの胡麻坦々鍋
おすすめ食材:もやし、ごま、水餃子

ポトフ自体が野菜たっぷりのスープなので、鍋というか普通にポトフ・・・ではあるのですが笑
ポトフといえばじゃがいも・にんじん・キャベツ・ウインナーなどの具材が一般的な中、ポトフ鍋ではもっと色々な食材を加えて鍋らしく楽しんではいかがでしょうか?
筆者のおすすめは初めに牛すじを入れてコトコト煮込むこと。牛すじの旨味がたっぷりスープに出て美味しすぎます!
人気レシピ:ポトフ鍋(日清オイリオ)
おすすめ食材:大きめにカットしたキャベツ・にんじん、ウインナー、玉ねぎ、じゃがいも
筆者おすすめ!牛すじ

煮込む時間があるなら、牛すじを入れて30分くらいコトコト煮込んでから他具材を入れると絶品・・・!
種類一覧③:変わり種のお鍋
- ピエンロー鍋
- テンジャンチゲ
- カムジャタン
- ゆず・ゆず塩鍋
- プデチゲ
- トムヤムクン鍋
- チーズミルク鍋・ミルクチーズ鍋
- 生姜鍋
- クラムチャウダー鍋
ピエンロー鍋は本当におすすめです!中国の鍋料理で、白菜をおいしく・たっぷり食べられます!
鍋で煮た後の調味料はごま油のみ。
食べたことのない人は是非試してみてほしい鍋です。
※まずいレシピ・美味しいレシピの落差がすごいのでご注意。
人気レシピ:ComingSoon
おすすめ食材:白菜・春雨・豚肉・鶏肉・ごま油・一味唐辛子

テンジャンチゲは、韓国の味噌「テンジャン」を使った鍋。つまりは韓国の味噌鍋です。
テンジャンが無くても大丈夫!日本の味噌+調味料で再現できます。
人気レシピ:韓国本場から来たレシピ テンジャンチゲ
おすすめ食材:豆腐、ネギ、小松菜

カムジャタンは豚の骨付き肉とじゃがいもがゴロゴロッと入ったピリ辛スープ。韓国で定番の家庭料理です。
人気レシピ:簡単カムジャタンレシピ
おすすめ食材:じゃがいも、スペアリブなど大きめの豚肉
筆者おすすめ! せり
ゆずは冬が旬。レモン鍋同様に輪切りのゆずを鍋に浮かべると、とても香りの良いお鍋ができます。
ねぎとの相性も良いのでネギ塩と合わせたり、ダシと塩ベースの味付けで”ゆず塩鍋”にもできます。
食べる時にさらに柚子胡椒をつけるのも◎
人気レシピ:簡単シンプルなゆず塩鍋
おすすめ食材:ゆず、鶏肉、白菜

コチュジャンやキムチベースの辛いスープに、インスタント麺とソーセージなど加工肉を入れるのが特徴の韓国の若者に人気の鍋です。
日本でもカジュアルな韓国料理店のメニューにあります。
人気レシピ:プデチゲ(みんなの今日の料理)
おすすめ食材:インスタント麺、にら、ウインナー、ベーコン、チーズ、卵、小松菜、豚肉

トムヤムクンは日本でもお馴染みのタイ料理のスープ。様々な具材を入れて鍋にすると具材をたっぷり食べられます。
具材は意外と豚肉でも、何でも合いますが、やっぱり海老を入れると格段に美味しい!
トムヤムクンのペーストを購入すると、お湯に溶かすだけで簡単にできます!
人気レシピ:トムヤムクン鍋(サントリー)
おすすめ食材:魚介類、春雨、キャベツ、ミニトマト

名前からのご想像通り、チーズ+ミルクで作るお鍋です。ミルク系スープとチーズが好きな人にはたまりません!
白菜と鶏肉との相性が抜群で、トロトロに煮た白菜が美味しすぎて野菜をたくさん食べられます!
人気レシピ:とろとろ白菜のミルクチーズ鍋(ナディア)
おすすめ食材:ブロッコリー、ウインナー、大きめカットのにんじん、白菜、鶏肉


魚介だしや鶏だしなどシンプルなつゆに、すりおろし生姜やスライスした生姜、きざみ生姜をたっぷり加えて煮込んだら完成!
生姜の美味しさ・香りが体に染み渡ります。体が暖かくなるので冷え性対策にも。
人気レシピ:生姜鍋レシピ
おすすめ食材:豚、鳥、つくね、白菜

クラムチャウダーは二枚貝を煮込んだミルクスープです。
あさり・コンソメ・ミルクがあれば、ベースのスープは簡単にでき上がり!
あさりは生が面倒であれば、冷凍のむきあさりでも美味しく出来上がります。

私は冷凍の剥きあさりと、シーフードミックスをヘビロテしてます
人気レシピ:クラムチャウダー風鍋
おすすめ食材:あさり、ほうれん草、白菜、魚介類
種類一覧④:ご当地鍋
- 石狩鍋(北海道)
- かにすき(北海道)
- きりたんぽ(秋田)
- 鯛しゃぶ(千葉)
- ねぎま鍋(東京)
- 牛鍋(神奈川)
- ほうとう(山梨)
- 赤から鍋(愛知)
- じゅんじゅん(滋賀)
- 湯豆腐(京都)
- ちりとり鍋(大阪)
- 美酒鍋(広島)
- かき鍋・土手鍋(広島)
- ひきとおし鍋(長崎)
今回は日常で楽しむ鍋メニューを目的としているので、スーパーで一般的に購入できる食材で作れるものに厳選しました。(=しし鍋・桜鍋・あんこう鍋・しゃも鍋、ふぐちり等は省いています。また水炊き・もつ鍋も先に紹介しているのでここでは省きました。)


鮭をメイン食材として、味噌で調味した鍋。
鮭漁が盛んな北海道石狩市で、漁師が味噌汁の中に鮭と野菜等を入れて食べていたものが石狩鍋のルーツ。
鮭と味噌があればできる簡単さが嬉しいです。
人気レシピ:鮭の味噌鍋〜石狩鍋〜
おすすめ食材:鮭、しめじ、大根、白菜、バター

カニを濃いめのだし汁で煮て食べるものをかにすきと言います。だし汁は昆布と醤油ベースのものが一般的です。
人気レシピ:簡単かにすきレシピ
おすすめ食材:かに、白菜、えのき

秋田といえばきりたんぽ!
うるち米をすり潰し、棒に巻き付けて焼いたものです。
冬になると全国のスーパーで売られ、鍋の具材として今は一般化していますよね。
何鍋に入れても美味しいですが、きりたんぽ鍋伝統の食べ方は鶏だしのようです。
人気レシピ:きりたんぽ鍋(きりたんぽの作り方付き!)
おすすめ食材:きりたんぽ、鶏肉、春菊

薄い削ぎ切りにした鯛と野菜を鍋でさっとくぐらせて食べる鯛しゃぶは、千葉県南房総のご当地グルメでもあります。
シンプルなのでお家でも簡単にできますね。
人気レシピ:さっぱり鯛しゃぶ(サッポロビール)
おすすめ食材:鯛、水菜、椎茸、豆腐

ねぎま鍋は焼き鳥の”ねぎま”ではなく、ねぎ+マグロでねぎま鍋。
マグロの脂身の多いトロ部分とぶつ切りのネギを一緒に煮込んだ鍋で、マグロから出た旨味・脂がつゆとネギに染み込んでたまらなく美味しい鍋です。
鍋つゆは酒+醤油+だし+みりん、の和食定番の調味料で。
ねぎま鍋は江戸時代に庶民の間で広がった、東京の郷土料理です。
まだ試したことがない方はぜひ!
人気レシピ:ねぎま鍋(DELISH KITCHEN)
おすすめ食材:マグロ、ネギ

牛鍋は味噌や醤油を使ったつゆで牛肉を煮込んだもので、横浜発祥の郷土料理です。

すき焼きとの違いは、すき焼きは”焼き”というだけあって牛肉を焼いてから汁で煮込む、牛鍋は焼かずにそのまま汁で煮込むようです。
人気レシピ:おもてなしにピッタリ!牛鍋(DELISH KITCHEN)
おすすめ食材:牛肉、焼き豆腐、春菊

小麦粉を練って平らに切った「ほうとうめん」を、野菜などたっぷりの具材とともに味噌仕立ての汁で煮た鍋料理。
山梨県の郷土料理としてみなさんご存じですよね。
かぼちゃが入っていることも特徴です。
たっぷり具材を食べられるのでとても健康的!
人気レシピ:山梨名物 我が家の♥かぼちゃのほうとう♥
おすすめ食材:カボチャ、ほうとう麺(なければうどん)、白菜

こちらは比較的近年の発祥で、名古屋名物となった鍋。
飲食チェーンの甲羅グループが2003年に愛知で始めた、鶏セセリと甘辛い鍋”赤から”を名物とした飲食店「赤から」の鍋です。
赤色でとても辛そうなビジュアルですが、辛さレベルは幅広く10段階ほどから選べるので辛いのが苦手な人も含め幅広い世代から人気ですよ。
レシピ:赤からスープを使ったレシピ
おすすめ食材:ニラ、豚肉

滋賀には「じゅんじゅん」なる郷土料理があります。
魚、鶏肉、牛肉など色々な食材をすき焼き風の味付けで煮込んだ鍋。
昔は琵琶湖やその周辺の食材を煮込んで食べたそう。不思議な名称ですが、食材を煮込んでいる時の音が「じゅんじゅん」と聞こえたことからその名がついたというのが一説。
すき焼きの味付けで色々な食材を食べる、というのはわかりやすいレシピで良いですね!
人気レシピ:じゅんじゅんレシピ(農林水産省)
おすすめ食材:牛肉、鶏肉、豚肉、豆腐

今もなお起源は特定できていないようですが、一説では京都にある南禅寺の精進料理が起源といわれています。
昆布だしで大きめにカットした豆腐を煮込み、お好みの薬味で味わいます。
豆腐は木綿豆腐か、あらかじめ水切りをして硬めにした絹豆腐がおすすめです。

昔は焼き豆腐を煮たもので、おでんに近い味だったとか。起源ではないか?とされる南禅寺では今もこの煮豆腐が出てくるそうです。
人気レシピ:ちょっとした工夫でつるんとした豆腐になるレシピ
おすすめ食材:木綿豆腐、水菜

四角い形の浅く平らな鍋を使うのが特徴的な鍋料理で、大阪の名物料理となっています。
こんなに盛る!?というほどの山盛り野菜とホルモンなどの肉を煮るのが大阪らしくもあり、健康的でもあるのが魅力のお鍋。
専用の鍋は家庭にないと思うので、フライパンやホットプレートで再現がおすすめ。

鍋の形がちりとりに似ていることが名称の由来!
人気レシピ:ホットプレートで作る!ちりとり鍋
おすすめ食材:牛もつ、牛バラ、キャベツ、にら、もやし

塩・こしょう・酒のみで煮込む、野菜たっぷりヘルシー鍋「美酒鍋」。
発祥は広島賀茂鶴の酒蔵。酒蔵で働く人に栄養をつけるために考案された鍋だそうです。究極にシンプルな味付けの理由は、利酒に影響が出ないようにするため。
たっぷりの清酒を使いますが、煮る過程でアルコールは飛ぶので大丈夫。お酒が野菜のうま味を引き出してくれて激ウマです。
人気レシピ:広島県の郷土料理☆美酒鍋
おすすめ食材:白菜、厚揚げ豆腐、ねぎ、鶏胸肉
牡蠣をメイン食材とした広島のご当地鍋。
鍋の内側に味噌を土手のように盛ることから土手鍋と呼ばれています。
人気レシピ:牡蠣の土手鍋(ドテ鍋)♪
おすすめ食材:かき、春菊、うどん
長崎県の離島・壱岐島(いきしま)の郷土料理です。
壱岐島は魏志倭人伝にも登場するほど古くから歴史がある島で、美しい海・美味しい食材・1700年の歴史がある温泉があり、九州の観光地ともなっています。(福岡から船で1時間ほど)
鍋の名称の由来は、昔壱岐島の農家で鶏をさばいて鍋料理をつくり、奥の座敷に引き通してもてなしていたことから「ひきとおし鍋」となったそう。
鶏もも肉(もしくはツミレ)・野菜・豆腐・固茹でのそうめんが定番の具材。

壱岐島では、壱岐特産の味が濃くて甘みが強い壱州豆腐(いしゅうどうふ)を使っています。
人気レシピ:ひきとおし(長崎県)
おすすめ食材:鶏肉、ツミレ、豆腐、そうめん
これでバリエーションUP!鍋つゆアシスタント食材
- +豆乳
- +チーズ
- +たっぷり生姜
- +ごま油
この2つの食材は本当に万能!
鍋にプラスするだけで別のテイストに様変わりしてくれます。皆さんも試してみてください☆

筆者が特に好きなのは、
キムチ鍋+豆乳、トマト鍋+チーズ、カレー鍋+チーズ、鶏白湯+たっぷり生姜!
美容の観点でも鍋が好き!という方には、こちらの記事もおすすめです↓

